接着界面科学研究会PartⅧ 第1回例会

開催日2022年07月08日(金)
参加申込期間2022年06月02日(木)~07月06日(水)
会場オンラインによるzoom
会場住所
参加費
個人会員
正会員 正会員(企業)
25,000円
正会員 正会員(大学・公共機関)
8,000円
法人会員・非会員
特別・維持・賛助会員
50,000円
非会員(法人)
90,000円
非会員(個人)
50,000円
優待券使用
25,000円
研究会会員
0円
参加申込は終了いたしました。

接着界面科学研究会PartⅧ 第1回例会
-接着界面における解析・分析の最新動向-

さて、下記の通り、WEBを用いたオンラインで、本研究会PartⅧ第1回例会を開催致しますので、何卒ご参集下さいますようご案内申し上げます。
なお、お申し込みは当会ホームページ接着界面科学研究会PartⅧ第1回例会
「セミナーお申し込みフォームはこちら」から「研究会会員」をクリックして頂き、順次ご入力の上、7月1日(金)までに、ご送信下さいますようお願い致します。

          記
開 催 日:2022年7月8日(金)13:00~17:05
開催方法:Web(Zoom)を用いたオンライン
定 員:80名程度
* Zoomアカウントの制限から定員を設定させていただいております。また、参加者には、開催日前までにオンラインの入力方法をお知らせいたします。

【主旨、内容】
今回の接着界面科学研究会例会は、未だ収束不明なコロナの状況を見越し、webを用いたオンラインで開催します。本会では昨年、高評価をいただいた接着界面の先進的分析・解析手法の第二弾として、接着界面における解析・分析の先端分野でご活躍の有識者4名よる基調講演を企画致しました。接着界面科学研究会の発展に向け、活発なディスカッションを頂きたく、ご参加の程、宜しくお願い申し上げます。

プログラム 
13:00~13:05 はじめに(委員長挨拶)       岐阜大学 高橋 紳矢

13:05~14:05「微小角入射X線散乱による表面構造解析・応力―ひずみ曲線と2次元小角X線散乱同時測定による構造と物性の相関解明」
                   京都工芸繊維大学 櫻井 伸一 氏
粘着剤のベースポリマーとして使用されるブロック共重合体は、大抵、球状ミクロ相分離構造を形成し、熱可塑性エラストマーとして使用される。これを基材表面に層状に塗付することによって、粘着テープが製造されるが、この試料の表面で球状ドメインが規則配列する。このような表面構造の解析は、原子間力顕微鏡や微小角入射X線散乱によって行うことができる。そこで本講演では、微小角入射X線散乱による表面構造解析について解説し、その後、応力―ひずみ曲線と2次元小角X線散乱同時測定による構造と物性の相関解明研究についてお話する。後者については、粘着テープを剥がす際に粘着剤層が伸長されるため、より良い粘着性能発現のために要求される構造変化の考察に必要な分析手法と位置づけされる。

14:05~15:05「界面におけるポリオレフィンの階層構造」
                 三井化学株式会社 生産技術研究所 内田 公典 氏
ポリオレフィンは安価でかつ機械特性に優れるため幅広い分野に使用される。多くの場合、異種ポリマーや異種材料とコンポジットとして用いられ、物性向上を目指し異種材料との界面構造の理解が求められている。界面における結晶から吸着分子の構造までこれまでに検討した例について報告する。

15:05~15:15 休憩

15:15~16:05「表面界面切削解析装置(SAICAS)を用いた各種評価手法のご紹介」
             日鉄テクノロジー株式会社 佐藤 龍 氏
表面界面切削解析装置(SAICAS)は鋭利な切削刃を用いて材料表層を切削し、膜のせん断強度や剥離強度を計測する装置です。また、斜め切削機能を利用して表層を低角度で切削し、得られた面を対象に各種表面分析装置を用いて調査する際の前処理加工装置としても利用されています。本講演ではSAICAS による様々な評価手法をご紹介します。

16:05~17:05「和周波発生分光法による粘接着界面の状態解析」
                     株式会社日東分析センター 村上 修一 氏